一般入試では、5教科(国数社理英)・計500点満点の「学力検査」が行われます。
では、この点数さえよければ合格できるのかというと、実はそうではないのです。
ここでは、一般入試の合否判定のしくみをより詳しく見てみましょう。
北海道の入試では、当日の得点以外に、中学校での成績評価である「内申点」が合否の判定に用いられます。
内申点は、中1時代からの各学年の成績を元に計算する。また、算出した内申点を20点ごとに区切って「内申ランク」を決めますが、同じランクでも内申点が高いほど有利になります。
ランク | A | B | C | D | E | F | G |
---|---|---|---|---|---|---|---|
内申点 | 315 ~ 296 |
295 ~ 276 |
275 ~ 256 |
255 ~ 236 |
235 ~ 216 |
215 ~ 196 |
195 ~ 176 |
ランク | H | I | J | K | L | M | |
内申点 | 175 ~ 156 |
155 ~ 136 |
135 ~ 116 |
115 ~ 96 |
95 ~ 76 |
75 ~ 63 |
入試では、入試当日の学力点(当日点)と内申点を含めた個人調査書の両方を総合的に判断して合否が決定されます。その際の評価の仕方は次の通りです。
(1)定員の70%…学力点と内申点を含めた個人調査書を同等に評価
(2)定員の15%…学力点をより重視
(3)定員の15%…内申点を含めた個人調査書をより重視
なお、(2)・(3)の場合の重視比率や、(2)・(3)の選抜のどちらを先に行うかは、高校ごとに異なっており、毎年6月ごろ、翌年の重視比率が発表されます。
一般入試では、各校の判断による、学力検査(いわゆる当日の入試)以外に以下の試験を実施することができます。
これらは原則として学力検査日の翌日に行われますが、面接は状況によっては学力検査当日に実施される場合もあります。