受験生の皆様,お疲れ様でした。
今回の「裁量トライアル」はいかがでしたか。
今回の試験では,英・数・国の3教科は,過去2年間の入試とほぼ同程度の,理科と社会では,入試にくらべてやや難しめの問題が出題されました。
入試の難易度との関係は,およそ以下のようにお考え下さい。
【裁量トライアルと実際の入試点との関係】
道コン SS70前後 「裁量トライアル」≒「裁量校入試」
SS60前後 「裁量トライアル」>「裁量校入試」
SS50前後 「裁量トライアル」>「裁量校入試」
今回の試験を通じて,時間配分や教科間の難易度差など,入試本番のイメージを大まかにとらえていただければと思います。
道コンのような模擬試験を受ける意味は,合格判定ばかりでなく,その人の弱点が明確になり,それを克服する機会が与えられることにもあります。今回は,得点上は結果が思わしくなかった人も多いと思いますが,得点だけを見て悲観することなく,SSの変化から自分の傾向をとらえたり,志望者平均との比較から弱点を分析したりして,今後の学習に役立てて下さい。
本番の入試では,予想を超える難問や,解法の糸口が見つからない問題に出会うこともあります。自分が焦ったり,戸惑ったりしたとき,どの人も同じように焦り,とまどっているものです。そんな中でも自分を見失うことなく,45分の試験時間の中で,「本来解けるはずの問題」を冷静に解答し,得点を積み重ねていくことが求められます。そういった意味でも,今回の経験が必ず皆さんのプラスになるはずです。
いよいよ入試まで3ヶ月を切りました。あれも,これもと考えても,時間には限りがあります。攻略するポイントや,それにかける時間をはっきりさせて,一つ一つ丁寧に取り組みましょう。
志望校の選択や決定に不安の残る人は,1月に行われる年間最大規模の「第4回北海道学力コンクール」で決意を固めて下さい。
また,第5回は「裁量」・「標準」を選択して受験する,入試形式そっくりの予想テストです。実戦体験を積んで,準備をより盤石なものにしてください。